美装業は通称「洗い屋さん」
今日も全国各地で
「洗い屋さ~ん!」の声が聞こえてる、はず!!
この「洗い」とは、元来、神事の厄払いのような儀式的だったものが、建築に携われた大工さんが新築の建物に付着した手垢や油の汚れ、木くずやホコリを綺麗にされていたのが現代にも続く実用的な美装業のはじまりだとされています。
●新築工事の後の建物本体の掃除(=洗い)
●リフォームやリノベーション後の建物本体の掃除(=洗い)
普段、よく目にされると思われます居住されているご家庭にお伺いする「ハウスクリーニング」や
大型建造物対象の「ビルメンテナンス」とは、同じ掃除の部類でも、「洗い」に求められる質や内容は異なります。
ですが、作業的に基本は美しく仕上げる掃除なので、当事業所チェックではそれぞれに応じた美装を意識して行っています。
【建築美装で求められる事~住宅の場合】
新築の美装
1、建物外壁面
材質にもよりますが、内装が終わり、完成を迎える頃には、かなりホコリと雨風の汚れが広範囲についています。特に汚れが酷いのは「水切り」から下部です。外回りのコンクリートなどの飛び跳ねた汚れは、たいてい壁の腰の高さから下の辺りや扉、窓についています。あまりに酷い場合は、全体的に丁寧に洗浄します。
また、誤って柱や軒下と色の異なる塗料がついていたり、窓ガラスサッシ回りのコーキング剤が思いもよらない部分に付着していることもあります。
水が使える場所は、高圧洗浄機清掃やホースで洗い清掃を行いますが、現場によっては順番に足場を利用して上から壁面を水拭き→乾き拭きしていきます。
塗装された場合、ペンキなどのキツイ汚れは、シンナーが可能な建材は使用して拭き取ったり、ケレンをかけて取り除きます。
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3、窓ガラス・サッシ回り・扉・ベランダ・バルコニー等
サッシ回りは、刷毛を使って、またはブロアーの風力で窓枠左右に吹き寄せ、掃除機でゴミを取り除きます。
水が使用できる現場では、その後水洗いして拭き取り、多量に水が流せない場合は、何度も濡れ雑巾で拭き取ります。
この時、塗料汚れや金属くずには気をつけて綺麗に美装します。
また、特に外側のガラスは、かなり汚れてしまっているので新設・既設に限らず、ケレン作業と合わせ2度洗いになります。
養生がしてあっても、工期の間にホコリ・塗料やコーキング剤の汚れ、テープ糊跡(ガラス内側に○○工事様など印刷物の貼られた跡が特に残っています)があるので注意しながら作業します。
また、たいていサッシなど取り付け時の金属くずが新しい建材に付着して錆びてしまっています。
特にサッシ回りには「もらい錆」が多く見られます。
ゴミを掃除機で吸ったり、ブロアーで飛散させ、錆び痕は専用洗剤を散布してメラニンスポンジで擦ります。
※倉庫などの美装と同様です
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4、屋内美装作業
新築の住宅では、建具や壁面、水回り設備のホコリ除去・拭き取りなどの美装を行ないます。
改装後の住宅では、改装エリアは新築と同様の美装作業となり、その他既存部分は、物件毎に、ご希望によって随分と異なります。
●ついでに、全部ハウスクリーニング
●改装した場所のみ
●窓のクリーニングだけ追加
●戸建ての場合、外回りの掃除も追加
全体的に上からのホコリが落とせたら、窓ガラスの内側とサッシ回りを仕上げていきます。
ガラス清掃と共に扉やドアの清掃を行います。
その後は、屋内の床全体の掃除をします。
床は様々です。
比較的綺麗なのは、新築の床。掃除機→ダスターモップ水拭き→掃除機で終了です。
改装時は、床全体的に長年の汚れが目立ち、作業時間は長くなります。
掃除機かけしてダスターモップやダスターで数回水拭きする、または床洗浄機による洗浄を行い、水拭きして、さらにワックス掛けが必要な床も多いです。
5、外回り・シャッター等
シャッターがあれば、最後に美装する事が多いです。
施工後、工期が残っている間にも雨だれや泥はねで水切り(座板)やスラット(シャッターカーテン)の下部が汚れるからです。
最終的に、建物敷地内の外回り全体や近隣を見回り、飛んで落ちているゴミ集め、掃き掃除またはブロアーで寄せてゴミを除き綺麗にします。
お立ち寄り、お読み頂き、ありがとうございました。
(てこパカ)
☆チェックでは、お掃除に行かせていただくにあたり、充分なお時間と水の使用と出来ましたら、ワックス塗布時はエアコン等のご使用をお願いしています。ご理解とご協力をよろしくお願い致します。
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